つい先程、シュペールサンクから見る街の様子が急にセピア色になっていた。
スタッフから、「今日は間違いなく夕焼けが綺麗になる」との一言で、
急いでカメラを持って「しろう」の屋上に駆け上がった。
何とも言えない絶妙な色合いに、カメラを構えてシャッターを切りまくった。
残念ながら、シャッタースピードや絞りを調整しながら必死に撮影をしていたが、
どうしても肉眼でみる夕焼けの色とは、遠くかけ離れる、、、、
撮影技術の無さを改めて痛感した。
一眼レフでの撮影を諦め、試しにポケットの携帯電話のカメラで撮影。
よっぽど、こちらのカットの方がましだったが、何れにしても、目の前の現実とはかけ離れている。
撮影を止めて、しばし夕焼けを観賞することにした。
山吹色だった空が、オレンジから紅く染まって行く様は、
普段見慣れた風景を、ハッとするほど美しく魅せる。
気が付けば、お隣さんのご夫婦がタブレットで同じ様に撮影をしている。
同じく、「上手く撮れないね〜」と言いながら、しばし観賞していた。
街のあらゆる物を美しく変身させ、人を魅了するマジックアワーと呼ばれるこの数分間は
日々の疲れを癒すに十分な癒しパワーを秘めている。
気が付けば、6月も後残り僅かとなりました。
真夏のどうにもならない暑さが来る前に、是非テラス席を体験下さい。
「しろう」の屋上で、気まぐれに訪れる「マジックアワー」を観賞しながらの夕食は
間違いなく格別な時間になることでしょう。
店主